敗戦日記

いま高見順の「敗戦日記」を読んでいます。
いままで目にしたどんな戦争ものよりも、
よりリアルな恐怖が描かれていて
言い方は不謹慎ですが、とても面白い。
ホラー映画のなかでも、とりわけ黒沢清
作品に通じる恐怖がそこにあります。
日常見慣れた風景の、ほんの一角だけが
死と破壊の対象になる瞬間が、とてもよく描かれており、
1945年の乾燥した風景と相まって
非常に美しい印象が漂います。



そんなとき? キャノンからこんな製品が発表されました。
一応カメラマンのはしくれなので、
いままでに幾台かのカメラを手にしてきたのですが
不思議にキャノンのカメラを所有したことがありません。
学生時代、友達に連れられ神戸の高架下のはずれに位置する
カメラ屋で、中古のNikonを買って以来のNikonユーザーですが
今日がNikon一眼レフの「記念すべき敗戦日」となる可能性も
限りなく高そうなんですよね・・・


最近、プライベートはフィルムに凝っていて
写真がなくてすいません。ちなみに大体はペンタです。