オランダ×アルゼンチン@フランクフルト

この試合のせいでフランクフルトに泊まれません。


ワールドカップ期間中ドイツのホテルは
値段とキャンセル料を自由に設定してよい権限を
与えられています。そのせいで、昨日、今日の
フランクフルトのホテル代が高いのなんの。
おかげで、いまベルギー国境沿いの町、アーヘンにいます。


ドイツのネット環境はかなり快適で、XPか2000さえ
使っていれば、ほぼ問題なく無線LANが使えます。
たまたま今のホテルは、普通につなぐとXMLエラーになり
ログインページにアクセスできず困ったのですが
コールセンターに電話したところ、ものの5分で
フロント(!)まで来てくれましたよ。
プリペイド方式なので、短期滞在では料金を
気にしなくてすみ助かります。

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さて試合はさておき、両チームについて一口コメントを。
言わずもがなオランダは、クライフ以降もトータルフットボール
体現し続けていて、一部のファンからは未だに高い支持を
得ているようですが、個人的には全然駄目ですねえ。
たしかに自分も94年のアメリカ大会で初めてオランダを
目にしたときには斬新な感銘を受けたものです。
全員攻撃、全員守備という個人の判断力を極限まで要求する
チーム戦術は、パッと見、とても自由な発想に委ねられた
戦術のようですが、見続けているととっても窮屈なんですよね。
まるで「自由に攻めている」ように見せつつ、実体は
「自由に攻めるため組織された、極めてシステマティックな戦術」に
しか見えないのですよね。


かたや対するアルゼンチンですが、ちょっとWBC王ジャパン
思い出しました。アルゼンチンの選手というのは
代表・国内レベルでは傑出した選手であっても、ヨーロッパでは
必ずしも成功しているとは限らないのですよね。
スペイン(or イタリア)で成功した選手でも
他の欧州リーグで活躍できているわけでもありません。
そのくせアルゼンチン代表という土俵に戻ると、多くの選手が
キャリア最高レベルで活躍したりします。
王ジャパンについて、イチローは「このチームは
10伝えるために、2,3言えば済む」と語っていましたが
まさにアルゼンチン代表もそんな感じですね。
マリナーズでは「15」語っても伝わらないと感じていた
イチローの気持ちを、リケルメサビオラならよくわかって
くれそうです。